むぎ@二児の父・会社員です。第二子(息子)の誕生に伴い、2022年12月の初旬から2023年8月末まで約9カ月の長期育休を取得しました。
育休取得を検討するにあたり、勤務先からの給与支給がなくなることから、育休期間中の生活費をどうするのか思案している方も多いと思います。長期であればなおさらでしょう。
国からの支援として育児休業給付金があるので、これで生活費を補填できるのではなかろうかとまずは考えると思います。
育児休業給付金の受給には雇用保険の被保険者であること等、一定の条件を満たす必要がありますがここでは割愛します。
条件を満たすのであれば育休期間に応じた給付はいずれ受けられるわけですが、問題はいつ給付されるのかということです。私も当初気になってネットで調べてみたものの、給付のタイミングに言及する記事はあまり発見できませんでした。
そこで本記事では、育児休業給付金の給付のタイミングについて私のケースをご報告させて頂き、諸々見解を述べます。
私のケース
2022年12月6日から育休に入り、初回分の給付は2023年5月11日(GW明け初日)でした。約5カ月強。遅すぎる。
初回分というのは、2022年12月6日~2023年2月5日(2カ月)に対応します。1回の給付につき2カ月分が振り込まれます。1カ月毎の申請も可能なようですが、あくまでも私のケースです。
育児休業給付金の対象となる育休というのは、無給、又は、給与の8割以上が支払われていない期間になりますから(私は無給でした)、少なくとも相当期間は会社由来の収入はないことを想定しておかなければなりません。
貯蓄等がなければ詰みます。
とは言え、そんなに計画的にいくものでもないというか、産まれるものは産まれてしまいます。
育休初月には賞与もあるし、最悪株を売却等すれば何とかなるだろうと思いつつ、大した貯蓄もないのに十分に検討することなく育休に突入してしまいました。
4カ月を過ぎた辺りからソワソワし始め、勤務先の申請担当(社労士)にいつ振り込まれるのか問い合わせをしました。いつ申請したのかは回答できても、行政側がいつ処理してくれるのかは分からず何とも言えない、最悪半年ぐらいかかるかもとのこと。
都内家持ち、車持ちの身、ローン等々定常的に引き落とされていきますから、結構ヤバいのではないか、せっかく積み立てた投資信託も売却かぁ、などと思いつつ、振込みを確認して安堵したことを思い出します。
最も、1カ月あたり育休開始時の給与の67%までしか給付されないので、収入ダウンは避けられません。
給付後もカツカツでした。
何故、こんなに遅かったのか
まず、対象期間経過前に給付申請ができません。育休に入って2カ月が経過しないと、そもそも申請ができないわけです。
そして、会社に依りますが、当月分の勤怠実績は当月中に確定しないものと思います。
私の勤務先では、所属部署や人事部等の決裁(承認)を経て、当月分の勤怠実績が確定するのは翌月の中旬~下旬でした。
会社は、勤怠実績(対象期間が無給の育休期間であったこと)に基づいて給付申請をすることになりますから、上記の確定を待たなければなりません。
私のケースでは、初回対象期間のうちの後半部分(2月1日~2月5日)の勤怠実績の確定が3月の中旬~下旬になりますから、申請担当(社労士)による給付申請は、メールを見返してみると4月に入ってからでした。
4月のいつであったかは不明ですが、行政の申請受理後通常3~4週間後程度で振り込まれるそうですから、4月初旬だろうか。
月末に産まれていれば、1カ月くらい給付が早かったかもしれません(対象期間経過後から勤怠実績確定までの期間が短いので)。
GWがあったことも給付が遅くなった一因と思われます。休日に行政は稼働しないですから。
タイミングが大事なのかもしれませんが、そんなものは当然コントロールできません。
産まれるものは産まれてしまいます。
結論等
育休期間中の当面の生活費としては、育児休業給付金はアテにはできません。いずれは給付されるとはいえ、特に初回の給付が遅いためです。
ちなみに、育休期間中、副業で生活費を補填していました。月80時間以下その他一定の条件のもとでの労働であれば、育児休業給付金の受給対象外とされることはありません(厚生労働省のホームページ参照)。
いずれにせよ、貯蓄なのか何なのか人それぞれですが、育児休業給付金以外に育休期間中の生活費のアテがなくてはならないと思います。
育児休業給付金(2回目以降)の記事はこちら。